# スコープを確定する（MoSCoW）

集めた要求のうち「今回どこまで作るか」をステークホルダーと合意する工程です。

![PM on Railsのスコープ確定。必須 / 重要 / できれば / 今回は見送りにカードを置く。導入前は範囲が口頭のまま進んだ。導入後は今回やらないことまで合意してから開発に入る。](https://pmonrails.com/docs-img/moscow.png)

![スコープ確定の操作動画。カードを開いて優先度を確かめ、確定ボタンを押すと確認が出る。カードを置いただけでは範囲は確定せず、確定の操作が必要であることが分かる。](https://pmonrails.com/docs-video/scope.webm)

## MoSCoW

| 区分 | 意味 | 表示色 |
| --- | --- | --- |
| 必須（Must） | これがないと成立しない | 赤 |
| 重要（Should） | あるべきだが今回必須ではない | 青 |
| できれば（Could） | 余力があれば | 黄 |
| 今回は見送り（Won't） | 今回のスコープ外 | 灰 |

- **左が4区分の一覧、右が詳細パネル**の2面構成です。要求カードを4区分の列へ**ドラッグ**するか、カードを選んで開く**右側のパネル**からMoSCoWを選び直します。確定したスコープは保存されます。
- 右のパネルでは、人の判断3軸（ビジネス重要度 / ユーザーへの受け入れやすさ / 実装の容易さ）を段階ボタンで編集できます。影響度・要望頻度は「AI観測（参考）」として表示のみです。
- カード上には判断の目安（スコア・優先度）と、前回見たあとの「New / 変更あり」バッジを表示します。緊急度・確度などのAI内部の値は出しません。
- **「今回は見送り（Won't）」にすると、その要求から作られた要件も自動で「対象外」** になり、宙に浮いた要件が残りません。

> 「今回やらない」を明示することが、認識のズレを防ぐのに最も役立ちます。

## 手動で優先度を調整する

AIが付けた初期値は、画面で人が直接変えられます。要求カードを選ぶと、右側に**詳細パネル**がスライドインし、そこで優先度と判断軸を調整します。

![PM on Railsの優先度パネル。1件の要求について必須〜今回は見送りを選ぶ。導入前は優先度が人の感覚だった。導入後は判断の理由がカードに残る。](https://pmonrails.com/docs-img/priority-panel.png)

### 手順

1. 一覧から要求カードをクリックすると、右側に詳細パネルが開きます。
2. 上部の**概要**（必要なら「詳細を表示」で受入基準まで）で内容を確認します。
3. **優先度（MoSCoW）** を「必須 / 重要 / できれば / 今回は見送り」から選び直します（一覧でカードを列へドラッグしても同じです）。
4. **人の判断3軸** を、ステークホルダーと合意した段階に調整します。
5. 変更は自動保存され、カード上のスコア・優先度の目安に即反映されます。

### 調整できる軸

| 軸 | 意味 | 編集 |
| --- | --- | --- |
| ビジネス重要度 | どれだけ価値があるか | できる |
| ユーザーへの受け入れやすさ | 使ってもらえそうか | できる |
| 実装の容易さ | どれだけ楽に作れるか | できる |
| 影響範囲 | どこまで波及するか | AI観測（表示のみ） |
| 要望頻度 | どれだけ繰り返し求められたか | AI観測（表示のみ） |

- 3軸（ビジネス重要度・ユーザーへの受け入れやすさ・実装の容易さ）を動かすと、その組み合わせから**総合スコア**が計算し直され、カードのスコアと優先度の目安が更新されます。
- **AIが観測した値（影響範囲・要望頻度）は変えられません**。これは「議論で何回言及されたか」といった事実の記録で、人の好みで書き換えるものではないためです。人の判断は上の3軸で反映します。

> 手動で決めた値は、あとからAIの再計算で勝手に上書きされません。ステークホルダーと合意した優先度がそのまま残ります。

## 優先度の2フェーズ

1. **AI抽出フェーズ** — 議事録から抽出した直後、AIが初期優先度を派生します。
2. **合意フェーズ** — この画面で人が上の手順で優先度を確定します。手動で決めた値は自動再計算で上書きされません。

AIの優先度バー（4軸の重み付け）と、人が決めた優先度がズレることがあります。これは仕様で、議論すべきカードの目印になります。**ズレているカードは、合意した根拠をコメントに残しておく**と、後から「なぜこの優先度にしたか」を確認できます。

## 今回の範囲を確定する

優先度の調整が終わったら、画面上部の「スコープを確定し、ユーザーストーリーを作成する」を押し、確認画面で「確定して作成」を選びます。**優先度の自動保存だけでは、スコープ確定にはなりません。**

確定すると、その時点の範囲が履歴に残り、ユーザーストーリーと確認手順の案を生成します。生成中は[処理状況・履歴](https://pmonrails.com/docs/jobs.md)で進捗を確認でき、完了後に内容を読んで修正します。範囲を見直して確定し直す場合は、「確定を撤回」してから調整し、再度確定します。撤回した記録も履歴に残ります。

## 次のステップ

- [ユーザーストーリー・シナリオ](https://pmonrails.com/docs/stories.md)

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https://pmonrails.com/docs/scope
